• 日. 12月 22nd, 2024

~下町物語~

入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、おもしろおかしく書綴るブログである

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保田しおさい学校に視察に行く

今回まじめな記事を書こうと思います。今日は、葛飾区がやっている保田しおさい学校に取材に行くことにしました。

保田しおさい学校は、葛飾区がやっている公立特別支援学校で全寮制学校で、現在は21名の児童がここで生活をともに行っているようです。ここで在学している児童達は、何らかの疾患を抱えている児童が対象になっています。喘息肥満虚弱偏食の子供に対して健康指導、食育指導等を行い、健康課題の解決と、心身の健やかな成長を目的で立ち上げた施設になります。

どこにあるの?

葛飾区がやっているっているので、区内になるのかと思えば、全然違います。千葉房総半島に有り自然豊かな場所に立地していました。このに向かうのは東京からだとアクアラインを通って、館山自動車道を通ってくる感じになるかと思います。

私が思う都会の学校について

都会の学校は、自然にふれあったりすることが大変すくなく、環境としてはどうんだろう?という状況の中、平凡と過ごしていることがほぼだと思います。時々、林間学校とか社会科見学とか行ったりはしますが、常に自然を感じながら勉強を一生懸命やる環境は無いんじゃないかと。それに、ざわざわ騒音とかもあって、けして落ち着いて勉強をする様な環境の学校は少ないのかと思います。私は、どちらかと言うと山も海も近い同じような場所で育ってきているので余計だと思います。都会だから仕方が無い、そういう物ですよと思っていましたが、今日保田しおさい学校を訪問して、やっぱりそこの感覚はずれていないのだと確信しました。

保田しおさい学校のポリシー

保田しおさい学校は、自分のことは自分でやる力をつけるという意味では、遙かに日中だけ学校に行っている児童からすると10倍も20倍も生きていく上で大事なことが身につくと思いました。それらを学ぶ事無く、大人になる生徒も少なくないといいます。

また、3本の柱を軸に規則正しい生活を送っている様です。私はシステムエンジニアなので、ぶっちゃけるとこの3つの柱1つもまともにこなせてないです。毎日朝26時位まで仕事してみたり、毎週金曜日は朝まで仕事してしまったりします。見習わないといけないですね。この記事も、保田しおさい学校の帰りバスの中で、Reportをまとめ、下書きした上で、今自宅のパソコンから清書をしている感じです。

全寮制の学校の為、学校が終わった後は2Fにある寄宿舎で過ごします。学校から寄宿舎まで階段で21段とかなので、不登校の人はいないそうです。その日課は、朝6時50分に起床し就寝は21時だそうです。これだけ見ると、在校生は非常に窮屈な感じを表からは受けてしまうが、実際に寄宿舎にお邪魔して、内部を見て見ると非常に皆さん生き生きと暮らしてるのを目の当たりにしました。

保田しおさい学校の良いところ

自立教育をやっている為なのだろ思うが、上級生が下級生をサポートして、寄り添って生活している事に非常に心を打たれました。都会では、他人は他人という色が強い様に思います。自分が良ければ、もう何でも良いんです。的な風習が強く、一度和に入れなかったら、もうその子は和に入る事が出来ない場合もあります。部屋の中で、リーダーを決めて、リーダーを中心にちゃんと回っている所も見る事が出来ました。

克服したい健康課題によってクラス別け

上記でも書きましたが、色々な疾患をもって入所してくる訳ですが、普通に暮らしてたのでは意味をなしません。そこで、それぞれの健康課題に寄ってクラス訳して、どうしないと行けないのかを?勉強する時間が取られているようです。これは普通の学校にはない授業ですね。

保田しおさい学校に転校の難しさ

では、良い学校である事は大変よく分かりました。しかしです、では、実際にこの学校に来年から行ってくださいねって本人に言うと、簡単にそういう訳にはいきません。何が難しいのかと言うと、普通に不自由を感じず生活を送っているとして、本来色々な疾患により保田しおさい学校の門を叩いた方がよい児童に対して、本人に取っては行く選択肢がないということです。何が言いたいか?本人は何故?行かないと行けないか?問題はどのような事でいけないといけないか?理解出来ていない。そこがまずハードルになるんじゃないかと思います。

行ったら楽しいよ、でも普段の生活を送っていて、なんでも母親がやってくれる所から全寮制の為、全部自分でしないといけない環境に自分から行くというでしょうか?答えは、当然ながらNOです。

大人は、本人の事を考えて、行って欲しいと思っています。しかしです、本人にしては180度意識レベルが違いますね。また、それ以外の要因としては、母親の子離れという意味でもできてないと、やばりこういう学校に行くことはかなりハードルが高いように思います。

大きくは、転校・全寮制・本人の感覚・母離れの状況などがハードルをあげているのだと思います。
児童に書かせたアンケートでは、この学校に入りたいですか?この問いについて、確実にNOです。入りたいに○をつけたら入らされてしまうともう悟ってしまうようです。ただ、これらも規則正しい生活・生きて行く上でのルール・自分で身の回りの事が出来ない、それは、いつか出来る様になる!?ではなく、自発的に体が勝手に動くように集団行動を共にして、体験させて学ばせる事は、人生に取っても非常にいい体験になると、もっとも強い言葉で言いたい位、為になると思います。

ハードルが高いですが、通っている生徒がいる限り、そのハードルをクリアした方が、在学している訳で、そこは話し合いで納得させて通わせるしかないですね。いやいや行かしてもと、言いますが、時にはいやいやでも、行かせてみないとどうなるか?って話もせざる終えない気がします。

総括として

私は、今日1日視察して思ったことは、毎日規則正しい生活をし運動し最低限のテレビで生活をさせる。自然と調和して生活する、自立教育を行う、全寮制だけら出来る事、親と離れ、兄弟と離れ、1人で考えて、1人でやって行く、そんな不安もやるしかない!!周りに相談出来る仲間がいるんじゃなないか!!最高の教育方針だと思います。

生活リズムの乱れは心の乱れです。そして、毎日が林間学校です。そんな良い環境は他にあるでしょうか?是非、こういう学校に行かせたいと節におもいます。生活している生徒もいやいや生活している感覚も無かったですし、たまに社会人でもいますが、目が腐っている奴とかいますよね?そんな感覚全く無く、みんな元気に健やかに自分らしく、生活していたので大変感動致しました。他の区も同じような学校をやられている区もございます。他の区がどのような取り組みをしているのか?機会があったら取材とか出来たらと思います。

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